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通信制大学

民法総論の学習記録

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今回の記事は、慶應義塾大学通信教育課程法学部の必修科目(憲法、民法総論、刑法総論)の一つである民法総論の学習記録です。

学士入学の場合、民法総論は憲法と同様に入学初年度から配本されます。法体系として憲法を頂点として、その下にそれぞれの法律が存在するため、先に憲法を学ぶ必要があるように思えます。実際のところ、僕は憲法→刑法総論→民法総論の順に学びましたが、内容的にも民法総論を一番最初に学んで何ら問題ありません

民法自体は日常生活一般に密接に関係する法律であり、私法の原則として適用される法なので実生活に役立つことも多いです。

今回の記事では、レポートの対策科目試験(代替レポート)の対策レポートや代替レポートの作成に役立った参考文献についてまとめます。これから民法を学習しようとしている方に是非読んでいただければ幸いです。

レポートの対策

レポートは二つの問で構成されており、民法に規定されている制度について、2020年度の民法改正に際して検討された経緯等が問われました(課題年度は2020年度)。

個人的に実定法学の分野は事例問題が出題されることが多いように感じていたため、このように制度自体にフォーカスされる問は珍しいように感じます。

指定テキスト(市販書)をはじめとした参考文献や法務省法制審議会のホームページを参考にしながら、レポートを作成しました。問の内容も影響していますが、このときに一番参考になったのは法制審議会のホームページです。

レポートは2021年3月に提出し、4月に合格で返却されました。なお、この時は手書き提出だったのでWordの内容を書き写す必要があったのですが、その所要時間を見誤ってしまい、完成したのが深夜になってしまいました。現在はWeb提出が可能となったので、だいぶ楽になりましたね。

科目試験(代替レポート)の対策

科目試験は2021年度第I回(4月)を受けて不合格2021年度第II回(7月)に再度受けて合格しました。コロナ禍であったため、2回とも対面ではなく代替レポートの措置となりました。

代替レポートの出題内容はレポートとは違って事例問題であり、契約の成否や有効性が認められるのかという内容でした。2回の出題内容は類似しており、解答の方向性も同じだったので、合否を分けた鍵は法的三段論法にあったのではないかと感じています。

第I回の試験ではお恥ずかしながら法的三段論法の重要性を認識していなかったので、体系立てた説明は心がけましたが、特に書式を意識せずに問われた内容に対して自らの見解を述べました。第II回の試験では法的三段論法に従い、①条文等の定義を明らかにし、②問題の事例へ当てはめ、③具体的な結論を述べたところ、合格することができました。代替レポートはフィードバックがないので、理由は定かではありませんが、法的三段論法の重要性を認識したところです。

(法的三段論法を学ぶには過去の記事で紹介した『リーガル・リサーチ&リポート』がおすすめです)

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役立った参考文献

レポートや科目試験(代替レポート)の作成にあたって役に立った参考文献を三つ紹介します。

本書は指定されているテキストです。適度に図が挿入されており、初学者でも分かりやすい構成になっています。

 

『コア・テキスト』で制度の基本的な概要を掴んだ後、それぞれの条文の内容や趣旨を理解する際、本書は最適でした。


レポートや代替レポートを作成する際には、『コア・テキスト』の内容では少し物足りないので、専門的な内容に踏み込んだ本書で肉付けをしました。

まとめ

今回の記事では2020年度のレポート課題、2021年度の科目試験(代替レポート)で履修した民法総論の学習記録をまとめました。

  • 民法は日常生活一般に関係する法律なので最初に学んでも問題ない
  • 科目試験の事例問題には法的三段論法の形式に沿った解答が重要

これから民法を学ぶ方の参考になれば幸いです。

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