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通信制大学

週末スクーリング(2019年度)

今回は2019年度に受講した週末スクーリングの記録になります。

以前、2019年度に受講した夏期スクーリングの記事(※1)でも記載しましたが、2020年度、2021年度は週末スクーリングも原則オンラインで開講されましたので、対面での週末スクーリングとしては最新の情報になり得るかと思います。

(※1)2019年度の夏期スクーリングの記録は以下の記事で紹介しています。

スクーリングの記録(2019年度夏期)
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2019年度の週末スクーリング(9月21日〜10月6日)では「政治理論」を受講したので、授業の概要夏期スクーリングとの比較についてまとめます。

 

講義の概要

主に日本の政治体制や選挙制度を政治理論的に捉える講義でした。

基本的に配布資料はなく、先生がキーワードを黒板に書き記し、それ以外は口頭で説明する、という方法で進められました。

実際の日本政治と関連付けて話してくださったので、講義の内容自体は理解しやすいです。その反面、先生の話が色々と派生していくので、講義内容をまとめる点では少し苦労しました。

成績評価は最終日の試験のみでした。持込可の試験かつ上記のような講義の進め方のため、いかに講義内容を要領よくまとめることができるかが鍵となります。

受講にあたって前提となるような政治学の知識はなく、実際の日本政治を中心とした講義となっていることからイメージもしやすいので、乙類(政治学)以外の学生にもおすすめできる講義です。

 

夏期スクーリングとの比較

夏期スクーリングが平日を中心に開講されているのに対して、週末スクーリングは土曜午後と日曜午前に開講されています。平日に休暇を取得する必要がないため、一般的な社会人にとって受講しやすいスクーリングの制度と思えます。

しかし、開講科目数金銭的・肉体的負担を含めて総合的に検討すると、必ずしも多くの社会人に推奨できるスクーリングの制度ではないといえます。

詳細は以下に記しますが、平日休暇を取得することができる方(特に遠方にお住まいの方)は、夏期スクーリングの受講をおすすめします

 

開講科目数

僕が履修した2019年度ではなく、最新の2021年度のデータで比較すると、法学部専門教育科目の開講科目数は次のとおりです。

  • 夏期スクーリング:44科目(第I期〜第III期合計)
  • 週末スクーリング:11科目(春期・秋期合計)

(※2)2022年度の週末スクーリングは秋期のみ開講される予定です

夏期スクーリングでは週末スクーリングの4倍の科目が開講されており、さらに午前開講講義と午後開講講義で分かれているため、1期あたり最大2科目受講することが可能です。

開講科目数の少なさから、週末スクーリングではご自身の興味・関心のある科目が開講されていない可能性があります

 

金銭的・肉体的負担

特に遠方にお住まいの方ほど考慮いただきたい要素です。

週末スクーリングでは土曜午後と日曜午前に開講されるため、遠方の方でも前泊や後泊をしなくて良いように設計されており、スクーリング期間中の宿泊数は最低3泊になります。この点、5〜6泊必要な夏期スクーリングに比べて宿泊費の負担は少ないです。

その一方、3週にわたって新幹線または飛行機で上京する必要があり、交通費の負担は夏期スクーリングに比べて大きくなります

夏期スクーリングでは運が良ければ大学の宿泊施設を利用することができますので、総合的に考えると、週末スクーリングの方が金銭的負担が大きくなってしまいます

なお、大学の行事等を目的とした移動では学割を利用することができます。発行までに数日要しますので、遠方にお住まいの方は早めに学割の申請を提出しましょう。

そして、週末スクーリングでは平日5日働き、週末に長距離移動して授業を受けるというサイクルを3週続けることになり、6日間連続で講義に集中できる夏期スクーリングと比較すると、肉体的な負担も大きくなります

 

まとめ

今回は2019年度に週末スクーリングで受講した「政治理論」の概要と夏期スクーリングとの比較についてまとめました。

要点は次のとおりです。

  • 「政治理論」は日本の政治に興味を持っている方に幅広くおすすめできる講義
  • 開講科目数や金銭的・肉体的負担から平日に仕事の融通が効く方は夏期スクーリングがおすすめ

卒業するためにはスクーリングの単位が必須となりますので、最適なスクーリングを検討するうえで、参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

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