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法学部生が最初に読むべき2冊

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こんにちは。Madaxです。

「法律」って日常生活になじみのない用語が難しい言い回しで分かりにくく書かれているイメージはありませんか?

実は私自身がそんなイメージを持っていました。理系出身だったため慶應通信法学部に入学した時点では基礎知識ゼロの状態。

いざ専門科目の学習に取りかかってみると、テキストの内容が全然頭に入ってこない。その状況を打破するため、基礎の基礎を扱っている書籍を何冊か読みました。

今回はそんな状態に陥った私が実際に読んだ書籍のうち、学習前に読んでおけば効率的に学習を進めることができたと思う書籍を紹介します。

これから法律の学習を始める方、既に学習しているものの何かしっくりきていない方には参考になる内容です。

基礎知識の必要性

lawyer

正直、法律用語の言い回しやレポートの書き方は、学習を進めていくうちに自然と身に付くので、学習を始める前の体系的な理解は必須ではありません。

それにも関わらず私が学習開始前の体系的な理解を推奨する理由は効率的に学習を進められるから。この一点に尽きます。

特に社会人の学習では時間の確保が死活問題。

無駄を可能な限り排除して効率的に学習を進めるためには、法律独特の用語やレポートの書き方を最初に学んでおく必要があります。

読むべき2冊

では、何を読めば体系的な理解ができるのか。結論、次の2冊です。

  • 『法律を読む技術・学ぶ技術』
  • 『リーガル・リサーチ&リポート』

上記以外にも初学者向けの書籍はありますが、この2冊を読んでおけば学習するのに困らない基礎知識は手に入ります。入門書をたくさん読んでも専門科目の学習は進まないので、基礎知識の習得に時間をかけすぎるのは得策ではありません。

それぞれの書籍を詳しく見ていきましょう。

『法律を読む技術・学ぶ技術』

著者は衆議院法制局で立法の業務に携わっていた方です。私は第3版を読みましたが、2022年4月に上記の第4版が出版されました。

本書では、法律全般に共通する用語(言い回し)や構造、法律の全体像を把握する方法から、憲法・民法・刑法・行政法の学び方が簡単な言葉で説明されています。「及び」と「並びに」の違いや「又は」と「若しくは」の違いすら分からなかった私にとっては、非常に有益でした。

また、法律業務に携わる方の共通認識も説明されているので、法律だけではなく、契約書を読むときにも役立つ内容になっています。

『リーガル・リサーチ&リポート』

法学部で学習するにあたっての文章の書き方、ディスカッションの進め方、正確な情報の集め方が網羅的に説明されています。

特に参考になったのは法律の基礎である法的三段論法の考え方

私自身、法律関係で論述したことがなかったので、科目試験の答案作成で適切な形式で十分な論述ができずに不合格。しかし、本書で法的三段論法を理解した後に臨んだ科目試験では合格することができました。

他にも判例研究、テーマ研究、事例演習の手法も説明されているので、レポートの構成(特に「論ぜよ」の形式)や実定法学分野の卒論にも有益な内容です。

効率的な学習に基礎知識は必要

今回の記事では法学部生が最初に読むべき書籍2冊を紹介しました。

  • 『法律を読む技術・学ぶ技術』
  • 『リーガル・リサーチ&リポート』

通学課程では教養科目などで初歩的な解説があるのかもしれませんが、通信課程(学士入学)では専門科目の学習から始まるので、基礎知識を身につけていた方がスムーズに進められます。

レポート作成のためのテキストは図書館を利用すれば問題ないと話している私ですが、この2冊だけは購入しても損はありません。1回読んで終わりではなく、レポート作成に行き詰まったときに振り返る必要があるからです。

今回の記事の内容が日々の学習に役立てていただけたら幸いです。

それでは。また!

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