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通信制大学

【行政法】万人にはオススメしにくい

administrative law 通信制大学

こんばんは。

今回は慶應義塾大学通信教育課程法学部の選択必修科目である行政法の学習記録をまとめました。

行政法は行政に関する法律の総称であり、行政組織法、行政作用法、行政救済法の三つに分類されます。

レポートや科目試験の評価は厳しい印象です。私自身、通信教育課程で最も苦労した科目となりました。

今回もレポート科目試験(代替レポート)参考文献についてまとめましたので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。

単位数 4単位
課題年度 2021年度
レポートの評価 厳しい(2021年8月〜2022年12月:8回)
科目試験の評価 厳しい(2021年度第III回 代替レポート:C)

科目の概要

Administrative Agency

行政法は行政に関する内容を規定した法律の総称。「民法」のように「行政法」という法律があるわけではありません。

行政法は大きく次の三つに分類されます。

  • 行政組織法:行政機関の権限や業務等を規定(例:国家行政組織法)
  • 行政作用法:許認可や徴税の方法等を規定(例:行政手続法)
  • 行政救済法:国民の権利侵害を救済する方法等を規定(例:国家賠償法)

慶應通信法学部では、主に行政作用法行政救済法の分野を扱います。

レポート

report

2021年度の設問は行政調査に関する一つの事例に対して二つの小問で構成。

  • 設問1:法的仕組みと主張の正当性
  • 設問2:行政処分に関する考察

私の履修結果は以下のとおり。

回数 受付日 返却日 所要日数 結果
初回 2021/08/13 2021/09/10 28日 不合格
2回目 2022/03/06 2022/04/13 38日 不合格
3回目 2022/06/22 2022/07/20 28日 不合格
4回目 2022/08/01 2022/09/01 31日 不合格
5回目 2022/09/05 2022/09/15 10日 不合格
6回目 2022/09/18 2022/10/21 33日 不合格
7回目 2022/10/25 2022/11/25 31日 不合格
8回目 2022/11/30 2022/12/21 21日 合格

提出回数は驚愕の8回。私自身、慶應通信生活で最も苦労した科目となりました。(いま振り返れば、よく途中で諦めなかったなと…)

レポートの評価は厳しい印象で、少しでも抽象的な記載や検討が浅い部分があると、細かな指摘が入ります。(前回提出時に指摘されていなかった箇所が次の提出時に指摘される等、個人的に納得のいかない部分もありました)

私の場合、設問2について先行する行政調査が行政処分に及ぼす影響の考察に時間を要してしまいました。

科目試験(代替レポート)

exam

科目試験の結果は以下のとおり。

回数 科目試験 成績
1回目 2021年度第III回(代替レポート) C

2021年度第III回の科目試験(代替レポート措置)は、行政作用法と行政救済法の分野から事例問題が10題出題!

1問あたりの労力は少ないものの、幅広い知識が問われるという印象でした。代替レポート措置ならではの問題構成ではないかと推測します。

参考文献

books

私がレポート作成で重宝した2冊をご紹介します。

指定テキスト。入門書として体系化されており、行政法を最も理解しやすい一冊。

私自身、通信の指定テキストは初学者にとって難易度が高いと感じており、通常は有斐閣ストゥディアもしくは日評ベーシックシリーズをおすすめしています。しかし、行政法に限っては有斐閣ストゥディアではカバーされていない領域があったため、はじめから本書を利用すべきでした。

レポートの講評で言及された判例を参照するために使用した一冊。コンパクトながらも必要十分な判例が収録されています。

万人にはオススメできない科目

行政法は取得単位数が4単位なのでその点魅力的であるものの、レポート・科目試験ともに評価は厳しい印象です。

私自身が履修した経験から、行政機関と何らかの関係がある方にとっては得るものが大きいでしょう。一方で行政の許認可とは無縁の生活を送っている方にとっては馴染みが薄いので、自分事として落とし込むことは難しいので、苦労する点が多いかもしれません。

みなさんの履修の参考になれば幸いです。

それでは。また!

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