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読書

自分のスタイルで質の高い生活を送る 『フランス人は10着しか服を持たない』

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色々な情報やモノに溢れる現代社会で自分のスタイルを貫き通すことは難しい。

だからこそ、自分のスタイルで質の高い生活を送ることには意義があるように感じられます。

今回は『フランス人は10着しか服を持たない』を読み、質の高い生活を送るヒントを得たので、三つのポイントと僕のアクションプランを示します。書籍のタイトルのみだと、衣服のみを論点とした内容のように感じられますが、食やモノにも焦点を当て、生活全般に応用できる内容だと思ったので、何かしら自分のスタイルを確立したいと思っている方には最後まで読んでいただければ幸いです。


書籍の概要

質の高い生活を送るうえで、重要だと感じた本書のポイントは次の三つ。

  • 食に集中する
  • 自分らしさを表現できる服を揃える
  • 既に持っているモノで満足する

著者が女性の方のため、書籍ではメイクや女性らしさという点にも焦点が当てられています。この記事では、僕が男性ということもあり、上記の三つを選びました。

食に集中する

普段、テレビやYouTubeを見たり、ネットの記事を読んだりしながら、食事していませんか?

食を楽しむためには食に意識を集中することが大前提

著者によれば、ホームステイ先のフランス人家庭は食事のカロリーを気にすることはなく、自分が食べている料理の感想を率直に言い合っていたそうです。仕事や家事育児に追われる日常生活では食事の時間を効率的に過ごそうと考えてしまいがちですが、本来「食」には人間の五感をフルに活用して欲求を満たす要素があると思い直しました。

食を純粋に楽しむためには適量の食事を心がけることが必要です。食事の時間に合わせてお腹が空くようになれば、自然と食事を楽しむことができます。食事以外の間食は避けることが基本ですが、どうしても小腹がすいたときは、お菓子ではなく健康に良い食べ物を選ぶことが推奨されていました。

自分らしさを表現できる服を揃える

毎朝、服がきっしり入ったクローゼットの前に立ち尽くし、今日着ていく服がないと悩んでいませんか?

そのような状況に陥ってしまう背景には、自分のライフスタイルをイメージし、それぞれのシチュエーションに適切な服装を購入できていないことがあります。本書ではコートなどの上着類やアンダーシャツなどの下着類は含まず、季節ごとに10着のコアアイテムを揃えることが推奨されていました。

コアアイテムを選ぶうえでは、自分をどんな人物として周囲の人に印象付けたいかを指標として考え、定番のスタイルを確立します。本書ではコート、靴、鞄、サングラス、時計、ジュエリーなどが例として挙げられていましたが、自分を印象付けるのに必要なアイテムのみにお金をかければよいのです。

既に持っているモノで満足する

モノで溢れ、散らかった空間で毎日過ごしていませんか?

自分にとって大切で特別なモノであれば、粗末な扱い方をすることなく、傷付かないように丁寧に扱いますよね。つまり、部屋に散らかっているモノは自分にとってお気に入りのものではない可能性が高いです。

大事なのはたくさんのモノを持つのではなく、自分にとって特別なモノを少量持ち、それを普段から使うということです。予算の範囲内で自分が最良と思うモノを選ぶことで、むやみやたらに新しいモノに飛び付かなくなり、落ち着きのある質の高い生活を送ることができるようになります。

アクションプラン

上記の三つのポイントを踏まえ、僕が実践することにしたアクションプランは次の二つ。

  • 「愛着を持てるか」を基準にモノを選ぶ
  • 服は消耗品だと割り切って揃える

「愛着を持てるか」を基準にモノを選ぶ

僕の両親は「良いモノを長く使う」という方針でモノを選んでおり、僕自身もその影響を受けています。言葉だけ見ると書籍の三つ目のポイントに近い考え方ですが、僕はその考え方を全ての所持品に当てはめていたうえ、ブランド品を購入する免罪符として使っていました。当然ながら全ての所持品をブランド品で揃えることはできず、高級ブランドの金額には際限がありません。

そこで、モノを選ぶ際に「愛着を持つことができるか」という観点を入れることにしました。言い換えると、そのモノを手放すことに躊躇いを覚えるか否かということです。同じ期間使っていても、壊れたときに簡単に買い換えるモノと手元に残しておきたいモノがあります。今後は後者のように思える特別なモノだけを予算の範囲内で厳選し、修理やアレンジを加えながら長く使っていくことにしました。

服は消耗品だと割り切って揃える

学生の頃、周りと同じ服は着たくないという理由から、被らないような派手な服を選んでいました。社会人になると、恥ずかしいと思われないようにブランド品のスーツ、シャツ、ネクタイ、カバンを持つようになりました。いま振り返ると、服装でしか周りと差を付けることができなかったので、そのような発想になっていたのだと思います。

服に関してはブランド品だから長く使えるとは限らないうえ、洗濯や乾燥に手間がかかることもあります。上記のように僕は元々ファッション自体に興味があったわけではないので、服は消耗品だと割り切り、次のようにライフスタイルに適応した最低限の服を揃えることにしました。

  • 仕事用のスーツ
  • ドレスコードのある場所に出かけられるジャケットとパンツ
  • 遊びや買い物に出かけるための普段着

シーン別に服装を分けておけば、出かける前に服装に悩むことなく、必要なことに集中できるようになると思っています。

まとめ

今回の記事では『フランス人は10着しか服を持たない』を読み、質の高い生活を送るうえで重要なポイントとそれを受けた僕のアクションプランをまとめました。

質の高い生活を送るうえで、重要だと感じた本書のポイントは次の三つ。

  • 食に集中する
  • 自分らしさを表現できる服を揃える
  • 既に持っているモノで満足する

僕が実践することにしたアクションプランは次の二つ。

  • 「愛着を持てるか」を基準にモノを選ぶ
  • 服は消耗品だと割り切って揃える

周囲に流されずに人生で大切にすべき価値観を明確にし、必要なピースを集めていくことで、自分自身の人生を生きていくことができるのだと思います。

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