慶應通信

慶應通信にかかった費用は4年半で75万円!

こんにちは、Madaxです。

今回は慶應義塾大学通信教育課程卒業までに要した費用についてお話しします。

私の場合、法学部に在籍した4年半で約75万円かかっていました!

通信教育課程は通学課程に比べて割安なイメージがありますが、実際は何にいくらかかるのか。

公開されている学費以外の諸経費も含めて75万円の内訳費用を抑えるポイントをご紹介します。

住んでいる地域や学部によって差はあるので一つでも参考になるところがあれば、取り入れていただけますと幸いです。

75万円の内訳

では、早速75万円の内訳を見てみましょう。

項目 金額
在籍料(入学金含む) 41万円
スクーリング関連費用 27万円
卒論関連費用 3.5万円
レポート作成費用 3.5万円

なお、慶應通信では2022年度に学費改定がありました。

私は学費改定前の入学者に対する経過措置期間中に卒業できたものの、現在はベースの学費が値上がりしているため、今後入学される方は上記より費用がかかることはご留意ください。

それぞれの項目について、具体的にお話ししていきます。

在籍料(41万円)

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
入学金 ¥20,000
年間登録料 ¥10,000 ¥10,000 ¥10,000 ¥5,000
在籍基本料 ¥15,000 ¥15,000
教育費 ¥70,000 ¥70,000 ¥60,000 ¥50,000 ¥25,000
教材費 ¥20,000 ¥20,000 ¥10,000

必要経費の大部分を占める在籍料については、2022年度の学費改定で以下のように変更されました。

  • 年間登録料(¥10,000) → 在籍基本料(¥30,000)
  • 教育費+教材費(+卒論指導登録料+卒業試験審査料) → 授業料(¥140,000)

今後、在籍基本料と授業料の合計17万円は毎年必ずかかることになります。

こればかりは仕方ありません。なるべく早く卒業するように努めましょう。

スクーリング関連費用(27万円)

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
夏スク授業料 ¥20,000 ¥10,000 ¥10,000
夏スク交通費 ¥33,600
週末スク授業料 ¥10,000 ¥10,000 ¥10,000
週末スク交通費 ¥93,600
Eスク授業料 ¥20,000 ¥20,000 ¥20,000
放送授業 授業料 ¥5,000 ¥5,000

2026年度からスクーリングの授業料は次のように改定されます。

  • 夏期・週末・夜間スク:¥5,000 → ¥6,000(1単位)
  • Eスク(メディアスク):¥20,000 → ¥25,000(2単位)
  • 放送授業:¥5,000 → ¥6,000(1単位)

スクーリングの受講においては、授業料だけを見るのではなく、宿泊費や交通費を含めて総合的に考えてください

実際、兵庫県に住んでいた2019年度の夏期・週末スクでは、授業料よりも交通費の負担が大きくなりました。私は実家を宿代わりにできたものの、宿泊費も必要になると負担が増してしまいます。

居住地や仕事の状況による個人差が大きいため、ご自身の環境に合った選択が重要です。

個人的には交通費と宿泊費の負担を考えると、Eスクは悪くない選択肢だといえます。

特に遠方の方、キャンパスに通ってスクーリングを履修する際にはくれぐれも学割の申請を忘れずに。

卒論関連費用(3.5万円)

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
指導登録料 ¥20,000
試験審査料 ¥10,000
製本 ¥4,950

在籍料の項目で述べたように、2022年度以降は指導登録料と試験審査料が授業料の内数となっています。

私は卒論執筆の参考文献を大学図書館とネットの論文検索(CiNiiやGoogle Scholar)で入手したため、支出はありませんでした。

製本は慶應の生協に依頼したので割高な金額になっていますが、ご自身で市販の製本キットを購入すれば支出を抑えることができます。

レポート作成費用(3.5万円)

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
参考文献 ¥3,924 ¥7,436 ¥9,744
交通費(概算) ¥5,000 ¥5,000 ¥5,000

前提として法学部は文学部・経済学部に比べて指定テキストが市販書になっている科目が多く、全ての指定テキストを揃えようとするとかなり支出が増えます。

正直、指定テキストの購入は必要ありません。慶應の図書館、国公立大学や出身大学の図書館を活用すれば、指定テキストを含む専門書を入手できます。卒論で常時必要な場合を除き、お財布のためにもテキストの購入は最小限に。

私自身、入学当初は市販テキストを購入していましたが、2年目以降は入門書(日評ベーシックや有斐閣ストゥディア)のみ購入し、専門書は図書館で借りていました。レポート作成では多くの文献を参照することが必要なため、費用削減以外の点においても、図書館の有効活用は必須です。

ただし、法学部生にとっての必携書は手元に置いて何度も参照するので、購入することをおすすめします。

慶應通信はコスパの良い自己投資

私の場合は4年半(54か月)で75万円だったので、1か月あたり約1万4000円の負担でした。このように考えるとそれほど負担が大きいわけではありませんよね。

2022年度の学費改定によってベースが上がってしまったものの、ご紹介した図書館の有効活用などによって負担を軽減する余地はまだ残されています。

仕事や家庭と両立しながら自分を律してPDCAを回す経験ができる慶應通信はコスパの良い自己投資です。私自身、仕事だけをしていた頃より慶應通信に入ってからの方が、いろいろな分野に興味を持ち、実際に行動できるようになりました。

何より「学びたいことがある」というのは素晴らしいことなので、金額だけを理由に諦めるのはもったいないです。ぜひチャレンジしてみてください。

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